社報紹介
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(庄田専務)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(野佐根アドバイザー)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(菊池次長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(川島所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(森副所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(荒田副所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(齋藤所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(大宮所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(大塚副所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(大野所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(成田担当所長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(戸塚課長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(人見課長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋(石丸機械担当課長)
マンスリーミツワ2023年1月号より抜粋
一歩先の未来に向けて
維新建設(株)アドバイザー 野佐根 昭彦
『はじめに』
維新建設及びミツワグループ社員の皆さま、令和5年新玉の年を迎えられ誠におめでとうございます。私は維新建設に入社し二年目を迎えさせて頂きましたが、今回の年末年始はJR様の特認工事もありませんでしたので、その意味では皆さま例年とは違いリフレッシュできたかと思います。しかしながら、年末年始においてコロナ感染等により療養された方には心よりお見舞い申し上げます。
昨年からの世情を振り返ってみると、国の行動制限はないものの新型コロナウイルス感染拡大しているうえ、最近ではXBB.1.5(海外ではクラーケン株)なる変異株が都内で十数例確認され 今後が懸念されるところであります。現在、国は厚生労働省の専門組織の見解を踏まえ今春に5類への引き下げを検討しているとの事ですが先行きは不透明と言えます。国の方針に沿うことは当然ながらも、従来からの基本対策であるマスク(必要により二重マスク)、換気、手洗い、うがい等の対策を地道に実施していくことが必要と考えます。私も朝ほんの少し早目に出社し手の消毒はもちろん、事務所内の換気に心掛けています。また、元総理大臣が凶弾に倒れるという日本では考えられない事件の発生、為替相場が大きく変動し超円安、コロナ禍、ウクライナ情勢に影響され物価上昇が続き、日銀が金融政策を実施しているもののデフレスパイラルが続くようです。
次に弊社における事故等についてとなりますが、保安体制違反による重大事象は発生しておりませんが、人命に直結する交通事故、技術力や経験値が問われる作業遅延の発生は気になるところです。運転は「急がず」「慌てず」「心に余裕」を持ち、交通ルールとマナーを遵守した運転が大切です。作業遅延は計画段階での具体的且つ詳細な作業計画策定と打合せ、徹底したリスク検討と具体対策の策定及び、発注者様、元請様への内容の確認が重要です。
『安全一路と人づくり』
安全の取組としてはJR東日本様、ユニオン建設様のトッププライオリーである「安全」、ユニオン建設様の安全合言葉である「安全はすべてに優先する」、「定められたことを正しく行う」が大前提となります。次には労安法、労基法、安衛則、建設業法など国の法律は当然ながら、JR東日本大宮支社様の触車事故防止手引、ユニオン建設様の安全の3本柱+2(特に主要3ルール)を遵守する事が必要です。また、庄田専務が「保安体制だけは間違わない会社に」とよく言われますがとても重要で、保安体制が確保できなければ作業はできないこと、保安体制確保は必須であることを全員改めて心していただきたいと思います。そしてこれらを実施する主役は誰でもなく、皆さまお一人お一人です。着実に実施する強い意志で行動できる「人づくり」に向けコミュニケーションを図りつつ毅然と取り組んでまいります。
『行動目標』
安全と人づくりのために次の内容を今年の主体目標といたします。
?安全パトロールの強化として小山事業所、宇都宮事業所に留まらず他事業所も実施し、推
奨点改善点の共有化を行い各事業所のレベルアップを図る
?計画段階でリスクとその具体対策を正しく進言のできる社員拡大と育成を図る。また、現場
で施工計画書や保安打合票の内容と相違があった場合、仕切り直しや中止判断と進言ができ
ると共に、ルール逸脱を見かけたら直ちに声の出せる社員の拡大と育成、管理者のマネジメ
ント力の向上を図る
?上記、社員育成と管理者育成のためにも、前年小山出張所所長様とは実施済みであるJR東
日本大宮支社様の触車事故防止手引について、ユニオン建設関係出張所所長様、関係各事業
所所長と共有化を完了する
?保安打合せ票、跡確認記録表作製のため、昨年12月から導入されたメープルについて資料
を取寄せ深度化すると共に、保安3点セットの整合性に支障がないことを確認する
『未来に向けて』
昨年、日本の鉄道は開業150周年という節目であり、JR東日本様の第2四半期の利益は好調であったとのことですが、厳しい状況下にあるなかで明るい喜ばしいことです。このような状況下であるからこそ事故、輸送障害を起こし発注者様、元請者様、お客様にご迷惑をお掛けしないことがプロとして重要なことです。そのためにも昨年実施した小山事業所、宇都宮事業所管内の気掛かり箇所調査に結果をユニオン建設様、JR関係保線技術センター様に進言し、数か所の解消を実施して頂けました。これは継続して行い弱点箇所や危険個所の解消に貢献してまいります。また、将来的は鉄道事業のメンテナンス部門においても更なる機械化が進むと共に、様々な変革が進んで行く新しい時代が待っています。この一歩先の未来に即応したプロとなることが肝要です。そのためにも社員のレベルアップ、工事管理者等のプロフェッショナル化を進め、精度の高い作業計画や施工計画書の作成、リスク管理、設備状況や線路周辺環境の変化の把握等にわたるまで、幅広く発注者様、元請者様に進言できるよう「万里一空の境地」で邁進してまいりましょう。
最後に、皆様とご家族の幸せのためにも、一歩先を見据え足元を見つめつつ鉄道の安全安定輸送に邁進してまいりましょう。