社報紹介
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(菊池次長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(川島所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(森副所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(荒田副所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(齋藤所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(大宮所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(大塚副所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(大野所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋(成田担当所長)
マンスリーミツワ2023年9月号より抜粋
このフレーズ言ってませんか!?
維新建設(株)次長 菊池 純一
2023年度も早いもので来月から下期へと突入していきます。各事業所では今月(9月度)の従業員会議のなかで上期の振り返りと下期への意気込みなどを話し合われているかと思います。維新建設全体で2023年度上期を振り返ってみますと、労働災害になるようなケガや重大な運転支障に繋がるような事象は今のところ(9/10現在)発生していません。直近3年間の上期における事故事象ケガの発生状況を見てみましても、2020年度、2021年度では6件、7件と多く発生していたのが2022年度から急激に件数が減り、2022年度では2件、2023年度も2件に留まっている状況です。しかし、2022年度は上期の2件で終わるということはなく下期に入ってから6件もの事故事象が発生しました。このように上期は事故事象ケガがなかったから下期も同じように作業などを進めれば事故事象ケガは起きないということにはならないことが分かります。もしかしたら上期が2件だったことにより、気の緩みや各自の脇が甘くなっていたこともあるのかと推察されます。
この業界に長く居ると元請け会社様も含め決して多くはないですが、「!?」と思うフレーズが聞こえてきます。そのフレーズとは「いつも通りで・・・」です。このフレーズは同じ作業が連続的に行われる現場や何回も施工して手慣れた作業などにたまに現れることがあります。このフレーズが現れると新規入場者は少し戸惑いを覚えます。施工方法は分かっているが「いつも通りで・・・」と言われてもいつのいつなのか分からないのが実情です。このフレーズが現れるとその現場には気の緩みが出始めています。毎日、同じ現場、同じ作業でもこのフレーズを真に受けると命取りとなります。このフレーズが現れると社員のほとんどが無意識に脇が甘くなります。「昨日と同じ、今までと同じことをやれば取り敢えずいいや」と思ってしまい作業を行います。この「いつも通りで・・・」というフレーズは、その人の過去の成功体験からくる発言であり、今まで事故事象ケガもなくやってこれたから今日も「いつも通りにすれば大丈夫だろう」という安易な考えがこのフレーズから見て取れます。しかし、今まで通りのやり方が実は間違ったやり方で、昨日まではたまたま事故事象ケガがなかっただけかもしれないし、たまたま周りの仲間に助けられたかもしれない、兎に角このフレーズが出ると良いことがないです!結果、事故事象ケガが発生したら必ずと言っていいほど出るフレーズが「昨日は大丈夫だったから今日も大丈夫かと思った・・・」です。
社員の皆さんはこのフレーズが現れたら気を引き締めてください!当たり前のことでも再度確認してください!もしかしたら「そんな事も分からないのかよ!」「そんな事わざわざ聞くな!」と言われるかもしれませんが再度聞くことによって命拾いするかもしれないので作業員の人たちはぜひとも点呼で聞いてください。そして点呼を仕切る人は「いつも通りで・・・」「いつもと同じで・・・」というフレーズは言わないでください